Concept
私は、「海の幻影」をテーマに研究制作を進めています。
海の生命力を表現するため、蛸をモチーフに選びました。
伊豆諸島・新島で育ち、幼少期を過ごしました。
私は海と共に育ち、その過程で魚や蛸などを獲ることに喜びや、楽しさを漠然と見出しました。
ある日、私はいつもの様に海に潜って獲物を探していました。
大きな蛸を見つけ、穴から引き出そうとした際に、蛸の触腕に絡まれて溺れかけ、腕に吸盤の跡が残った経験をしました。
その跡はすぐには消えず、その力強さに驚き、海の生命力により一層関心を持つようになりました。
今でも帰省時には海に潜り、海中の色彩や生物に魅了され続けています。
一方で、本土での生活では自然との距離を感じ、人工物の増加による自然の喪失に危機感を覚えています。
そのため、自然の持つ力をガラス作品で表現し、人と自然の接点を増やすことを目指しています。